第一話 『ひきょうもの』

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顔が痛くて、熱くて。 顔をあげたら涙とか、もっと溢れそうで。 わたしは、何も言わずにうつむいてた。 でも、わたしはそんなに我慢強くないから。 頭、よくないから。 足元に転がってるボールを拾って向こうをむいた男子の背中めがけて思いっきり、投げつけた。   _ (#゚∀゚)「っでぇ!? なっにすんだよ!!」   _,, ミセ#;Д;)リ「あんたが言ってんじゃねー!!わたしがなにしたっての!? こんな目にあうよーな事したの!?」 ( ^Д^)「うっわ転校生がキレた! 逃げろー!!」 くすくす笑う声、わたしを指差して笑うみんな。 見て泣いてる、ひどい顔、よくやるわ、バカみたい。
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