27人が本棚に入れています
本棚に追加
お前はキラキラと
ふわふわと
飛んでいった
手を伸ばして
さわろうとすると消えてしまう―――――
そう、まるでお前は
しゃぼん玉。
いつからだろうか、
お前が夢の中に出て来るようになったのは。
「アーサー!!!」
そうやって俺を呼んで
手を伸ばしてるのに、
俺が手をつかもうとすると消えてしまう。
「…っ!アルっ!!」
…っ。
またあの夢かよ…。
アルが俺の側から居なくなって何年たったんだろう。
「まだ、俺は諦められてねぇのかな…。」
自ら俺のもとを去っていったヤツ思い続けるなんてな………
「…っ!」
なぁ…神様…どうして…。
どうしてアルを
俺からつれさったんだよ。
どうして幸せな夢さえ見せてくれないの。
俺はもう―――――
あいつに夢でしか素直に話す事が出来ないのに。
最初のコメントを投稿しよう!