月(英日or日英)

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私が悩んでいると ドアが開いきました。 入ってきたのは 医師でした。 あの人……もう帰ったんですね……。 「菊さん。 お話があります。」 「……? は、はい…。」 「あなたは記憶の一部を忘れてしまいました。」 「ぇ……………。」 「生活に不便はないと思いますが…… 念のため、記憶が戻るまで病院にいて下さい。」 「……わかりました。」 その後も医師の話は続きました。 あまり覚えていないのですが、なぜかアーサーという名前は忘れられませんでした。 私が事故に遭った日からずっと“アーサーさん”は来てくれました。 少しずつですが、 私はアーサーさんに心を開きはじめました。 一ヶ月もすると 完全に心を開くようになりました。 「ふふ。 アーサーさんは本当に面白いですね。」 ぇ…? 私…なにか悪い事言いましたか…? あなたの顔がみるみる歪んでく………。 .
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