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――――次の日。
ガチャっ
「?!」
アーサーさんかな…
と思って振り返りましたが、
私の視界に映ったのはアーサーさんではなく、医師でした…。
「………っ。」
来る訳無いと
思っていても……
やっぱり期待してしまうのです―――。
あなたがまたひょっこり笑顔で来るんじゃないかと………。
本当に馬鹿ですね…私は。
自分から突き放したのに―――あなたを求めてるんですから。
「記憶の方はどうですか?」
「……まだ、ちょっと……わからないです…。」
「そうですか…。わかりました。」
そういって
医師はでていきました。
「………。」
記憶が戻れば…
こんなに苦しい思いをしなくてすんだのでしょうか…?
そしたらアーサーさんは私を愛してくれるのでしょうか?
ズキッ
「っ!!!」
痛いっ……
また…頭が痛い。
「……いつまで続くんですかね。」
心が折れそうです…。
.
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