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「ぅ…はぁ……っ。」
私は………
アーサーさんの…
恋人だったんですねっ…。
ナースコールを急いで押すと
医師がすぐに来てくれました。
「せ…んせいっ……。」
「なんですか?!」
「思い…出しました……っ。」
「ぇ…!本当ですか?」
「っ…は…い…。」
今までのと比にならないくらい痛いですけど…
全部思い出しました…。
アーサーさん……。
今すぐあなたに会いたいです…。
会って話がしたいんです……。
「では…念のため、検査しときます。」
そんなのいいのに…
早くアーサーさんに会いたいのに…。
その言葉をのんで
「はい。」
と頷いた。
この時の私は
まだ…知らなかったんです。
まさか自分が――――
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