※裏切り(米日←英)※

6/9
前へ
/120ページ
次へ
ガチャリ 「「!!!!」」 二人がびっくりして こっちを見ている。 そりゃそうだろな 今俺が二人の会話聞いてたら大変な事になるもんなぁ。 でもな、 俺はなまだ言わない 聞いてたなんて 計画が乱れるからな…。 だから… お前等二人が望んでいるであろう言葉を言ってやるよ…。 「あ、はぇーな二人とも なんだよー 一番じゃねぇのかよー」 とかな ふてくされれば ほら 二人の表情が和らいだ。 馬鹿な奴等…。 「アーサーさんっ… お、おはようございますっ…! あ、フェリシアーノ君から電話があったので…かけなおしてきます。」 パタン 菊… 演技でもすればいいのに いつもみたいに落ち着いて 俺を騙せばいいのに 一度も目あわさないなんてな…。 もし君が嘘をついたって わかってても だまされてやるのに。 「…っ。」 なんでこうも 毎回毎回伝わらない? 手を伸ばして捕まえても それをほどいて 皆離れてく なぁ… 一人にしないでくれよ。 お前なら……… 受け止めてくれると思った ずっと傍に居てくれると思ったのに… チクショー…っ 「アル。」 「ん?どうしたんだい?」 どうしたんだい? じゃねぇだろ… 人の恋人奪っといて… はらわたが煮え繰り返るくらいいらついたが、 頭は冷静だった。 「ちょっと来て。」 「ん~?なんだよー?」 アル… 笑ってられるのも 今のうちだぞ… 「ちょっと……についてのな。」 「ん?なんだい聞こえないよー。」 なんにも怪しむ事なく アルは俺の前まで やってきた。 ――――ここでお別れだな…。 パァンッ……。 .
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加