56人が本棚に入れています
本棚に追加
──8年前・ヴァリアー
「…それってつまり、反乱?」
「…そうだぁ」
「ボスは、何を考えているのかしら…?」
広い会議室の中ではXANXUSを除くヴァリアー幹部が全員揃っていた。
「さぁね。スクアーロは何か知っているかい?」
「俺も知らねぇ。…オッタビオは知ってんのかぁ?」
「…いぇ」
「つまんねーの…決行は明日だっけ?俺、寝よっと」
すでに飽きていたようで、これ以上は何もないと察し部屋へ戻るベル。
「…まだまだガキだな」
「まぁ、レビィったら!ベルに嫉妬してるの?」
「ルッスーリア!!貴様…!」
「冗談よぉ!全く…怒りっぽいんだからぁ♪」
…などと二人が騒いでいる間に全員退室。
「おいてくなんて、ヒドいわー!」
「ぬッ……俺も部屋に戻る」
ルッスーリアに呆れたレビィは早足に部屋に戻る。
「もう!皆冷たいわ!!でも…明日は、大切な日なのよね…」
静かに呟き、部屋に戻る。
『明日の反乱』は、のちに*ゆりかご*と呼ばれるようになる。
.
最初のコメントを投稿しよう!