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「お困りのようですし、此処に置いて差し上げたらいかがです?ふくちょー?」
私が俯いていると“そうじ”さんが土方さんにそう持ちかける。
ま、まじ?いいの?
ねえねえっ
「なあに阿呆なことを言ってやがる!正体が知れねえ奴を置くなんざできるか!」
ああ・・・、ですよねえ
「でもこのまま彼女を追い出すのもどうかと思いますし。暫くは屯所で保護及び監視って形が良いんじゃないですかね?ふくちょー?」
「確かに。こいつをこのまま出すわけにもいかねえな。だが、俺の一存じゃ決められねえ。」
「では、近藤さんが戻られたら皆に集まってもらって話をしましょうか♪ふくちょー」
土方さんは「普段は副長なんて呼ばねえくせに」とぶつぶつ言いながらも、首を縦に振ってくれたのだった。
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