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魔理沙｢これはどういう事なんだぜ!?｣
霊夢｢知らないわよ。どうせまた幽々子あたりの仕業でしょう｣
幻想郷の境界にある博麗神社は
暖かい春の暖気に包まれていた
しかし、周りは芽生えたばかりの緑のみ
あの心が和む桃色の春の花は
一つも咲いていなかった
魔理沙｢これは異変だぜ!?｣
霊夢｢そうね｣
博麗の巫女、博麗霊夢は
普通の魔法使い、霧雨魔理沙の返事を
そっけなく返した
魔理沙｢なんでまたお前は動かないんだよ｣
霊夢｢前にも言ったじゃない…季節を留める事はできないの。放っておいたらそのうち咲くわよ｣
幻想郷は一度、似たような異変が起きた
春が来なくなり、冬が長引いた春雪異変
この異変は、冥界の亡霊姫
西行寺幽々子による異変で
冥界にある白玉楼、その中にある
咲かない妖怪桜である｢西行妖｣を
咲かせようと幻想郷の春を集めた事に
より起きた異変である
この異変は博麗の巫女である
彼女、博麗霊夢によって解決した
しかし、当初は霊夢はこの異変を
解決しようとせず家の炬燵で
丸くなる予定だった
魔理沙｢でも…今回は少し違うんだぜ？春そのものは来てるが桜だけが咲かないんだぜ？｣
霊夢｢咲かないんじゃないの、ないのよ｣
魔理沙｢え？｣
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