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「キーンコーンカーンコーン」
「あーやっと授業終わったー」
俺は大島 辰哉(オオシマ タツヤ)ごく普通の高校生、勉強は苦手でいつもテストは残念な結果ばかり
でも運動神経だけは誰にも負けない・・・はず
「たーつやー♪」バシッ!
「いたっ!!」
「辰哉、一緒に帰ろ」
後ろからいきなり叩いてきたこいつが俺の幼馴染みであり彼女でもある柳 玲子(ヤナギ レイコ)である
体型は細身で髪はストレートのミディアム、運動神経は人並みだが頭のキレは俺も尊敬している
「いてーなーいきなり叩くなよ」
「だって辰哉 魂抜けたみたいにボーッとしてるんだもん」
「俺だってボーッとする時だってある」
「ふーん・・・あっそ」
「あっそって・・・」
「まぁいいや玲子帰るぞ」
「帰ろ帰ろ~」
俺らはこうしていつも一緒に帰っている
まぁどこにでもいる普通の高校生カップルだ
この時、これから起こる不思議な出来事などしるよしもなかった
「じゃあな玲子また明日な」
「うんっ辰哉またね~」
こうしてお互いに家路についた
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