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「あー腹へった」
「母さん飯まだー?」
「辰哉帰ってたの!?ただいまくらい言いなさいよ!まったく!」
「もう少しでご飯できるから先にお風呂でも入っちゃいなさい」
「はいはい先にお風呂に入ってきまーす」
俺は晩飯ができるまで風呂に入ることにした
チャポン・・・ポツン…
「ふーやっぱ風呂はいいねー生き返りますなー」
ついついオヤジ臭いことを言ってしまう
風呂から上がり晩飯を食べて、俺はすぐ部屋にむかった
「あー食った食った」
部屋でテレビをつけてくつろいでいるとベットに置いてあった携帯がなった
玲子からの電話だった
「もしもーし」
「辰哉~起きてた?」
「起きてたよ、てかまだ9時だぞ」
「あっ本当だ」
玲子は頭はキレるがちょっと天然な所がある
まぁそこが魅力の一つなんだけど…
「んで何か用事か?」
「そうそう忘れるところだった! 辰哉、明日の文化祭の打ち合わせ忘れてないよね?」
俺は玲子にそう言われて思い出した
完全に忘れていた…
俺は誤魔化しながら慌てて答える
「あ…あ~ わ忘れてないよ」
すると玲子は感付いたように言ってきた
「あ~~辰哉忘れてたでしょ~」
「わ忘れてねーよ」
「本当に?~~~あやし~」
「ほ、本当だって!!」
「ふ~ん・・・・・・まいっか」
「んじゃ辰哉、明日遅刻しないでね~おやすみ~」
「あーわかった、おやすみ」
そう言い玲子は電話を切った
かなり怪しんでたけど、なんとか誤魔化せた…
「忘れてた」なんて言ったら後でなに言われるか…
そして明日は遅刻しないように目覚まし時計と携帯のアラームをダブルでセットして寝ることにした
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