その1

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「そうなの…初めて聞いたわ」 「よく言われるよ」 ヤマトは苦笑した 「あ!もうこんなに暗くなって来ちゃった、そろそろ帰らなきゃ」 気づけば 辺りは、寂しげなオレンジ色の光にに照らされていた 「そうだね」 「じゃあ、またね」 ユキは駆け出した どんどん小さくなって行く背中をヤマトは見送った 「さてと…そろそろ帰ろう。」 独り言のように呟いた後ヤマト少年は街の方へ歩きだした -何でこんなものを見せるんだ? そう考えた瞬間、勇者の意識は再び闇の中へ落ちていった。
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