プロローグ
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『勇者よ、お前の力はそんなものか?』 暗黒に覆われる空の下 災厄の覇王が目の前に立ちはだかっていた 「ぐっ!!」 実力が違いすぎる・・・ 突きつけられる現実に抗う術がない 『興が覚めたわ!これで終わりにしてくれる!!』 ――魔王の両手の間には今までにない、凄まじく禍々しいオーラが出ていた。 やられる… もはや避ける力すら残っていない ただ立ちすくむしかなかった―
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