その名は天童伸太

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声がした方へボールを蹴った 「ナイスパス!」 そいつは綺麗に足下にボールをおさめ、また俺にパスをした。 「君は、天童君だよね?僕は栄5中の大矢真斗だよ。覚えてるかい?」 綺麗な顔立ちで礼儀もきっちりしていた そしてまた口を開いた。 「総体の時、僕たちは天童君達とあたったんだ。最初は僕達が優勢だったんだけど、君が途中交代したら一変したよ… 今では忘れない試合さ」
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