未知との・・・

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ゴブリンとの戦闘から約1時間後。 彼は、先ほど発動した謎の力を何度も何度も使っていた。 訳のわからない珍妙な生き物が出現する森だ。 自分の身を守れる力が備わっているならば、その限界を把握しておかなければ。 そう考えた彼は、恐らく自分が異世界にいるのだという混乱をなんとか頭から締め出して、もう1時間も試行錯誤をしているのだが・・・。 「扱いづらいな・・・これは・・・。」 彼は自分の能力を把握し始めていた。 「イメージしたものを創れる・・・ねぇ・・・。」 なんとも規格外な力である。 そう。 彼はイメージするだけで机や椅子、武器や防具などのものから、ファンタジーにありがちな炎や雷など・・・。 いわゆる魔法のようなものまで、創り出すことができる能力を身につけていたのだ。
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