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まず最初に、彼はさっきのゴブリン(なのかはわからないが)との戦闘を振り返る事からはじめた。
そこで彼は、自分の能力は[イメージを現実に変える]、といったものではないかと推測したのだ。
しかし、数十回を超える実験を経て、[イメージしたものを創り出す]力であると確信したのだ。
だが、欲を言うのであれば、[イメージを現実に変える]能力の方が良かった。
この2つはできる事は似ているが、使い勝手がまるで違う。
例えば、どちらの能力でも物を燃やす事はできるが、[イメージを現実に変える]事ができるのであれば、対象の物が燃える事をイメージすればそれが現実となる。
しかし、[イメージしたものを創れる]という事は、同じ物を燃やすにしても、[炎]、というイメージを創り、それを操作して対象の物を燃やさなければいけないのである。
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