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「うひゃー・・・ 。トンネルができた。」
山の側面にできた穴の奥の方に、小さな光が見える。
衝撃波は軽く山を貫通してしまっていたようだ。
「まるで子供が砂遊びで作ったトンネル付きの山だな・・・。」
衝撃波というあいまいなイメージのため力の制御が難しく、今回もてきとうに撃ったはずなのだが。
先ほどの壁に向けて撃った実験と同様に、てきとうに撃っても山を貫くほどの威力になってしまった。
「練習しねぇといけねえな・・・。」
能力で創れるものには、この衝撃波のように制御が難しいものがある。
例えば、彼はこの山に移動する途中。
彼はこの森を脱出する為に空を飛ぶ事を考えた。
しかし、自分が空を飛ぶという[結果]は作る事ができなかった。
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