My name is

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猛スピードで走りながらの跳躍だったため、斜め上へと彼の身体が空中を滑って行く。 ちょうど、走り幅跳びのように。 ただし、その速度と跳躍距離が桁外れではあったが。 「木がねぇから丸見えだッ!!」 彼の声が聞こえたのか、ドラゴンが空中でこちらを向く。 だが、もう遅い。 「そおりゃああああ!!」 辺りに吹く風と一体になって空を飛びながら、彼は構えた手のひらから衝撃波を打ち出す。 あまりの速さに避けられなかったのか。 それともただ見えなかっただけなのか。 あるいはその両方か。 ドラゴンに衝撃波が命中する。
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