シエラ、襲来

29/31
前へ
/1045ページ
次へ
「レンジ!一生のお願いだぁ!!助けてくれぇ!!ムチの刑は嫌なんだよぉぉおッッ!!!」 そして、椅子に座るレンジの足を掴むと、今にも泣き出しそうな顔でレンジに助けを求めた。 というか今、さりげなくとんでもない発言が出たような気もする。 これは流石に哀れだと思ったレンジは、満面の笑みでブレイズに親指を立てると・・・。 「お持ち帰りされて来い。」 と、最高の笑顔を浮かべて、その親指をシエラの方に向けた。 「ブレイズ、良かったじゃないか。美少女との同棲生活だぞ?まあ、色んなオプションはついてるけど。そらっ!逝ってこい!!」 と、レンジは足にへばりついたブレイズを蹴っ飛ばす。 もちろん、蹴っ飛ばされたブレイズの先には・・・。 「ふふふふ。」 やっぱりシエラだ。
/1045ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58030人が本棚に入れています
本棚に追加