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ついにやって来た実技テストの日。
緊張でソワソワしているクラスメイトたちを尻目に、レンジはいつも通り不自然なまでに落ち着いていた。
成績なんて気にしないゆえの余裕と、誰にも負けない力を持ったからこそ得た自信から来る落ち着きだ。
「っと、もう待機しに行かなきゃ。さっさと終わらせてくるかな。」
レンジは椅子から立ち上がり、屋外の訓練場に転移しようとする。
「そんじゃばブレイズ、ピアス、シエラ。テスト行ってくる。」
「お、もうレンジの番か。俺もそろそろ待機だな。頑張れよ!」
「やり過ぎないようにね。」
「頑張ってください!」
それぞれがレンジに激励の言葉をかける。
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