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ゲームや小説、漫画、アニメなどで根強い人気のあるジャンル、ファンタジー。
その中でもなかなかに有名なモンスター。
[ゴブリン]
後ろを振り返った彼の目には、空想上のモンスターである、はずの、ゴブリンが映っていた。
訳がわからず、彼は軽いパニックに陥った。
何故空想上の生き物が目の前にいるのか・・・。
そういうジャンルに触れ過ぎて頭がイかれたのではないかとすら思った。
だが、確かにソイツは存在しているし、自分も存在している。
ここはゲームでもなんでもないし、おそらくだが自分の頭がイかれた訳でもないだろう。
だが、全く訳がわからない。
理解不能、意味不明だ。
そんな彼の頭に、とある不安がよぎった。
多くのファンタジーものの設定で、ゴブリンとは・・・。
[人間を襲う敵キャラのモンスター]
そう考えた次の瞬間。ゴブリンは右手の斧を振り上げながら、彼に向かって接近して行く。
一体どんな筋力をしているのだろうか。
その細い足が地面にめり込んで、恐ろしい加速を見せた。
突然の出来事に少年は驚愕し、恐怖した。
「く、来るなあぁっ!!!」
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