第8話

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「水野さんもお疲れ様。私も看板作りを手伝っていいかしら?」 「ぜひ!手伝って頂けると嬉しいです」 先生が加わってより賑やかに準備が進む。 衣装も問題が無かったから、次に着るのは当日になりそうだ。 ……出来ればもう着たくないけど。 「ところで…お二人さん、文化祭に噂の彼たちは来てくれるの?」 「えっ!せ、先生!?」 「来ないですよー!龍也には絶対来ないでって言いましたから」 ごめん、結衣……たぶん龍也くん絶対来る。 念のため、結衣と目が合わないように視線をずらしておくことにする。 足元に視線を向けながら、先程の先生の発言に、そういえば……と、昨日の悠斗さんとの会話を思い出した。
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