第8話

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それからもいろいろ話をしながら作業を進め、看板が何とか完成した。 次の日からも、毎日夕方遅くまで残っての準備が続いた。 大変な毎日だったけど、その分終わったときの達成感はとても良かった。 だから、このままメイド服を着るのもありかな、なんて思っちゃったりして…… 密かに悠斗さんが来てくれることを祈ったりしてた。 そのぐらい楽しみにしていた文化祭だから……きっと良い思い出になるって疑わなかったんだ。 ──まさかがあるなんて、これぽっちも考えていなかった。
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