第8話

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校舎へ長くない距離に、沢山の出店が並んでいる。 「お、焼きそば美味そうだな」 「本当ですね!早速食べます?」 「そうだな……ん?あっちのは何だ?」 子供みたいに次々と店を巡る悠斗さんに、私もつられてはしゃいでしまう。 気付いた時には、悠斗さんは両手にいっぱい食べ物を持っていた。 「ゆ、悠斗さん!いつの間に買ったんですか?」 そんなにお腹空いてたんだろうか。 「おっと、そうだな。そろそろどこかで座って食べるか」 「そうですね……あ、たしか校舎の二階にスペースがあったと思います」 ……取り敢えずこの食べ物の山をどうにかしないと!
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