第8話

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とっさのことに思わず顔が火照ってしまうのが分かったが、悠斗さんは気付いていないのか満足そうに食べていた。 …なんか私ばっかり振り回されてる気がする。 大人の余裕?ずるい! 私よりも七つ上だし、経験に差があるのは分かってるけどちょっと複雑に感じてしまう。 「悠斗さん、その、今まで何人とお付き合いしたんですか?」 「はぁ!?…いきなりどうした?」 ついつい疑問に思ったことが口に出てしまって、言われた悠斗さんも流石にびっくりしたようだった。 手に持っていた焼きそばを脇において、体を私の方向に向け真剣に話を聞こうとしてくれる。
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