Ep2

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沖「んで、侠華はどうするんですかィ?」 侠華の隣に立った沖田は言った。 侠「どうするって?」 侠華は不思議そうに首を傾げた。 沖「それだけ強いと、女中じゃ勿体ねェんじゃねェですかィ?」 沖田の言葉に近藤は納得したように頷いた。 近「それもそうだな……。そうだ!一番隊に入れたらどうだ?」 土沖侠「!?」 いきなりの提案に近藤以外の全員が固まった。 土「近藤さん、侠華が強いのは分かるが、どうして1番隊なんだ?」 土方がそう尋ねると、沖田も少し戸惑ったように言った。 沖「そうですぜィ。何で俺が面倒見なきゃいけねェんですかィ。」 近藤はそんな2人をなだめるように言った。 近「まぁまぁ。侠華ちゃんの強さなら、1番隊でも十分大丈夫だろう。それに、総悟になら任せても安心だろう。なぁ、トシ?」 土方は、少し不服そうに眉間にシワをよせたが、沖田と侠華を交互に見て、表情を緩めた。 土「……そうだな。侠華、お前を今日から1番隊副隊長に任命する。」 いきなりの決定事項に戸惑う様子もなく、侠華は笑顔で答えた。 侠「おぅ!総悟…だよな?よろしくな!」 不意討ちの笑顔に少し照れた沖田は、顔を背けて言った。 沖「お、おぅ…。」 そんな沖田の様子を横目で見ていた土方は、道場を出ていく際に、沖田の耳元で言った。 土「侠華にゃ、手ェ出すなよ。」 土方が道場を出ていった後、沖田は誰にも聞こえない声で呟いた。 沖「あーあ、バレてやしたか。まぁ、いいか。その方が面白いし。」
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