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屯所に着くと、土方は少女を部屋へと運び、布団に寝かせた。
沖「土方さん、近藤さんに何て言うんですかィ?」
沖田は、少女の横にしゃがんでいた土方に皮肉っぽく言った。
土「そのまま話す。お前がバズーカを打ったせいで、こうなったことをな。」
土方は、表情をピクリとも変えず、冷静に沖田の横を通った。
沖「それはねェですぜィ。屯所に連れてくって言ったのは、土方さんですぜィ。」
沖田は、背を向けて部屋を出ていった土方に訴えるが、土方はそれを無視し、近藤の部屋へと歩いていった。
沖「…チッ」
土方が近藤の部屋に行くと、近藤はお妙の写真を見つめていた。
近「お妙さん…♥」
土方は、そんな上司の姿を見てため息をついた。
土「ハァ…近藤さん……。」
近藤は、あきれている土方に気付いて驚いた。
近「Σトシ!?いつの間に?」
土方は未だあきれた表情だったが、思い出した様に言った。
土「ついさっき…。じゃなくて、ちょっと来てくれ。」
近藤は土方の様子を見て、何かが起こったことを察し、あぐらを崩し立った。
近「何があったんだ?」
土方はポケットに手を突っ込みながら、近藤の先を歩く。
土「…見れば分かる。」
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