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百合ちゃんの協力の元無事履歴書を完成させた私は、1人K市のアーケード街を面接先のBARへ向かって歩いていた。
等間隔で設置されているスピーカーから流れるPOPソングが私の心を妙にくすぐる。
大学に入学してもうすぐ一ヶ月。
対に夢のバイト生活が始まる(予定)と思うとワクワクが止まらなかった。
自分の隣を制服姿の女子高生数人が楽しそうにお喋りしながら歩いている姿を見て、自分の学生時代を思い出した。
私には、実言うとそんな楽しい放課後と言う思い出がないのだ。
勘違いされると困るんだけど、別に虐めに合ってたとか、そんなネガティブなことが原因ではない。
私は、高校二年の夏に大きな交通事故に巻き込まれ、それ以前の記憶が手術と事故の後遺症で無いのだ。
だから、私の最初の記憶は私の手をギュッと握りながら泣いている母の姿と担当医?と思えるお医者さんの顔だ。
それから、私は普段の生活に戻るまでのリハビリに一年を要した
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