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「きゅー!きゅきゅー!」
獲物が捕れず少し落ち込んでいる大の手に触角を巻きつけ、鹿を隠した場所へと連れて行く。
「きゅー!きゅきゅ!」
得意気に地面を脚でぺしぺしと叩く。
「この下に何かあるのか?」
「きゅ!」
隠すために乗せていた葉や木の枝を退けていく。埋もれていた鹿を見せ、得意気に触角をぴんと伸ばす。
「きゅ?きゅー!」
ぼく偉い?褒めて褒めて!と言いながらぴょんぴょんと跳ねる。
大きさが大きさなせいで、ぴょんぴょんには見えないが。
「偉いぞゴッキー。今日はたらふく食えるぞ!」
「きゅー!」
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