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「おっと」
聖沍は一歩退いた。しかし、その顔は笑っていた。
バン、バン
2体に光の弾が当たった。
聖沍の後ろで両手の親指、人差し指で三角形を作った桐太がいた。三角形からは煙が出ていた。
しかし、光弾は怯ませただけで、致命傷にはならない。
「最後は俺かい」
「ええ、頼みます」
聖沍は苦笑いしながら
「らっせい」
助走を着け、一体にストレートをぶつけ、吹っ飛ばし
(シャッ)
ナイフ数本を召喚し、飛ばす。
「じゃあっ」
「!」
その後ろからもう一体が襲い掛かる、が
「よし!」
片腕を払い、その軌道上に材木やら石やらが現れ、ぶつかっていく。
「ぎゃ、ぎゃ」
怯んだ隙に
「しまいだぁ!」
槍を召喚し、握り、ぶん投げる。
それは異形の者に刺さり、その命を奪った。
物の二分で全滅させた。
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