第二話 トラウマ

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鳳さんが去った後…私達は何とも言えない空気がただよっていた… うーん…何を話そう 私は指先を顎で触りながら、何を話そうか考える… その時、強い風が吹いたのか私の髪が靡いた。 「ねぇ志貴崎君、聞いてもいいかな?」 私は唐突に彼にそう言うと、彼はペンをはしらせて、書き終えたのか私に手帳を見せる 『いいですよ』 その文字を見て私は空を見て手を伸ばしながら 「耳が聴こえる…ってさ…どんな感じなの?」 私はそう言った
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