第二話 トラウマ

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「喋る…か」 私は彼の言葉にすこし返事を悩ませる… うーん喋れるってどんな感じって…今まで考えたことなかった 「…うーん難しい質問だね」 私はそう言って苦笑いを彼にむけると彼はペンをはしらせ、私に手帳を見せた 『楸さんだって俺に同じような質問したじゃないですか』 彼はそう言って私と同じように苦笑いをする 「そうだけど…とりあえず名前で呼んでくれないかな?」 私がそういうと彼は首をかしげて「何故?」っと言った表情をする 「私は…自分の……ううん、何でもないとにかく名前で呼んでね」 私がそう言うと彼は頷いた 「さて、私はそろそろ帰るね」 私がそう言うと彼はペンをはしらせ、書き終えてから私に手帳を見せて微笑んだ 『またね、美奈さん』 「ええ……また」 私はそう言って歩いて第二校舎から離れた
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