第二話 トラウマ

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アンティークの扉を見てみると上のほうに小さな鈴がついていた…開けたら音がなるのだろうけど…どんな音なのかな? そんなことを考えながら静かに扉を閉じる 「いらっしゃいませ、ラバーズ青海へようこそ!!」 目の前に営業スマイルでサイドテールの、私と同い年か…年下の女の子が何かお言っていた …どうしよう、勢いで店に入ったのはいいけど…どうしよう その子は私の目の前で立ち止まりながら困ったように首をかしげた後、ポケットからケータイを取りだして文字を打ち込んで、私に画面を見せた 『あのーもしかして耳が聞こえなかったりしますか?』 私はその言葉に頭をしたに下げる…
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