第二話 トラウマ

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…気がつくと…私は公園のベンチでうずくまっていた。 ガタガタと身体が震えて、自由を奪われ動く事ができない。 「ゴホ…ゴホ!!」 過度な恐怖のせいで…わたしは何時の間にか咳き込んでいた。 「…ハァハァ…」 …過呼吸症候群…それが私のいまもっている病気 過度なストレスから生じる持病… 私はすぐさま袋を取り出し…呼吸の乱れを治すために息をゆっくり吐いたりして、応急処置をする。 それから数分。 「……」 私は自分の呼吸が整ったのを確認して、ゆっくりベンチに腰がけて…脱力した。
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