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それからしばらくして、橋本さんと俺は、桜の木が咲く道を歩いていた。
んー…まるでピンクロード?
そんな事を思いながら俺は道を見ながら考えていたら、ふと横を歩いていた橋本さんが俺の前出て。
「志貴崎くん…知ってる?」
橋本さんの言葉に首をかしげ、俺はケータイに文字を打ち込み、橋本さんに液晶画面を見せた。
『何を?』
「二、三十年前に、この近くの何処かに不思議な桜の木があったんだって…」
橋本さんはそう言うと俺に背を向け、前を歩きながらそう言った。
そんな橋本さんの後ろ姿を見ながら俺は。
不思議な桜の木…か…
と、思いながら空を見た。
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