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俺はそんな彼女を見ながら、またメモ長に文字を書き、目の前の子に。
『俺に何かよう?』
冷たい言い方だが…俺はこれでしか話せないから仕方ないんだ…
「いや、ようってわけでもないけど、橋本ちゃんがいい人って言ってたから話してみたくなったんだー」
大谷さんはそう言うと、突然振り返り。
「…とりあえず今日は少し話してみたかっただけだから、またねー!!」
そう言い残し、ピューンっと効果音がつきそうな速度で教室から出て行った。
…何なんだ……あの子
俺はその場で立ち尽くす事しか出来なかった…。
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