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それから時間が流れ、何時の間にか昼時になっていた…
俺はそんなどうでもいい事を考えながらノートをたたむと、ふと周囲からの視線が突き刺さる
ヒソヒソと何かを話している…
まぁあまり気にしないけど…
学校を通っていてこんな視線を浴びるのにはいささかなれてしまった自分がいる。
だからあまりに気にしない、しょせん人間は自分より劣っていたり、自分ができて当たり前の事ができなかったりすると、優越感にひたりながら見下すのだ…
それの行きつくさきが、今問題になっているイジメだ。
集団で虐める最低な行為。
まさに人間はカラスと同じだと…たまに思う。
稀に、カラスの中で白色のカラスが生まれることがある…しかしそのカラスは大人になる前に必ず死ぬ。
理由はカラスが群れをなしてそのカラスをいじめて殺すのだ。
そんな事を思っていると笑えてきた。
その時。
「志貴崎くん、どうしたの?」
俺の顔を覗きこみながら首をかしげる…橋本さんがいた。
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