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運命の果実
運命とは変えようのない真実である。もし、それを変えることのできる術があるとすればそれは、甘く儚いだろう。
人は運命の歯車に引き裂かれる砂。落ちることはあっても上に昇ることはない。
神様は、ごく一部の人間に運命の果実を与える。
それは、助からない病気から助かったり等の奇跡というやつだ。
しかし、その果実は他の人から神様が奪ったものでその人のモノではない。
神様は残酷だ。
与えたモノを奪い別の人に与えるのだから。
運命の果実が与えられる人は決まっている。
それは幸せな人だ。
不幸な人には与えられない。それどころか奪い尽くされる。
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