4 門

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次に起きたのは次の日の朝だった 「おはよう。よく眠れたか?」 海皇寺さんが私の枕元で言う。 「はい。あれ?雪乃さん達は…?」 私は体を起こし、辺りを見回す。 「あぁ、雪乃と琥珀と那月なら買い物に行った。」 那月… 「那月さんって…?」 「あぁ。佐実川那月。」 あ、佐実川さんか。 「買い物ですか。」 「あぁ。そういえば、体は大丈夫なのか?」 大丈夫じゃない 寝る前よりかだるく、頭が痛い。 「大丈夫です…よ。」 「…嘘だな。前よりかひどくなってんだろ。」 なんでわかるんだろう。 「いえ?大丈夫ですよ。」 この人には迷惑をかけたくない。 心配されたくない。 「ふーん。」 海皇寺さんは窓のほうを見た。 「魔力の本…読まなきゃ…」 私は布団から出て、立った。 ふらっ 立ちくらみがする
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