4 門

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「おい!」 海皇寺さんは私を抱き止める。 「まだ寝てろ。」 海皇寺さんは私を布団に押し込んだ。 「ミッション…クリアしないといけないでしょう?」 喋るのもきつい 「今はミッションなんか考えずに、しっかり休め。」 海皇寺さんは私の頭を優しく撫でる 「…はい」 私はゆっくり休むことにした ドン ガタッ バタバタ 廊下が騒がしい。 ターン! 襖が勢いよく開く そこには、少し怪我をしている佐実川さんと雪乃さんがいた。 「絆!!琥珀が!!」 雪乃さんは海皇寺さんの服を引っ張った。 「どうした?」 「琥珀がさらわれた!!」 私は、頭が真っ白になった。 「相手は?」 海皇寺さんは落ち着いて言う。 「男が2人。多分、向こうの奴等。」 雪乃さんも落ち着いてきたようだ。 私は落ち着いていられない。 「助けに…行かなきゃ…!!」 私は布団から出て、準備を始めた。 私は大急ぎで本に目を通す。 まずは体を治す呪文… あった。 『病にかかったこの体。今すぐ治して見せよう。魔術回復、魔神救!!』
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