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「これでいいかしら。」
雪乃さんはたくさんのブーメランを私の前に置いた
私はその中で私の身長くらいのを取った
そして、ブーメランを削る
「何してるんだ?」
海皇寺さんはブーメランを見た
ブーメランに刃が付いたようになる。
私は木のほうに投げた
シュパ
ドスーン
木が倒れる
「わぁ…!カッコいい!!」
雪乃さんが目を輝かせて言った
「雪乃さんの分も作りましょうか?」
「いいわよ!使いこなせる自信ないしね。」
雪乃さんは笑った
「そうですか。」
「じゃあ、早く行こうぜ」
海皇寺さんはすたすたと歩いていった
「ちょっと待ってください。」
私は海皇寺さんを引き止めた
「琥珀はどこにいるかわかるんですか?」
一番大事な問題だ
「あ?あー。あ…」
『あ』しか言ってない
何をしているんだ、この人は。
「琥珀の匂いを…」
アンタは犬か。
「無理でしょ。馬鹿」
雪乃さんはため息をついた
「大丈夫!!なんとかなるから!!」
いや、ならねぇよ
馬鹿?
馬鹿だよね?
あ、匂い嗅ぎはじめた。
馬鹿だ
「こっちだ!!」
いや、わかんのかよ
「はぁ…」
雪乃さん、今まで苦労しただろうな…
「春!急ぐぞ!」
海皇寺さんは私の腕を引っ張る。
可愛い…?
「春、走れ!!」
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