1 始まり

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「か、神崎 春。アンタは。」 私が言うと男の子はふふっっと笑った 「琥珀。鈴宮 琥珀。」 こはく… 格好いいな… ガタッ お風呂のドアが開いた。 他の狼が入って来たのだ。 一番大きい狼が私にゆっくりと近づく。 チュゥ ペロッ 大きい狼が私にキスをして、私の唇を舐めた。 「んっ」 舐められた時につい、声が出る また煙がもくもくとでてきた。 煙がはれ、見えたのは男の人。 鋭い赤色の瞳 少し長い金髪 ニヤッと笑った口元 この人も格好よかった。 「あの…貴方は誰ですか?」 「海皇寺 絆!!神崎 春だろ?」 私はコクコクと頷いた。 チュゥ あぁ、もう、また……… 緩くウェーブした茶色の長い髪 緑の綺麗な瞳 にっこりと笑う口元 この人もまあまあ格好いい 「佐実川 那月だよ!よろしくね☆」 あ、そういえば私全裸… ま、いっか。 「それにしても、春ちゃんは胸あるね~☆」 ブッ 「…この…変体!!!」 バッチーン!!! 佐実川さんの頬に真っ赤なあとが出来た。
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