プロローグ 夢の扉

2/3
前へ
/15ページ
次へ
夢の扉 それは超大手ソフトウェア会社、グリーンアップル社が開発した超高性能ゲーム機である グリーンアップル社では本来この製品をエレクトロニクスブレインダイビング・イン・アドベンチャーシステム ABADS(エイバッヅ)と呼び 日本製品版で電脳冒険体験装置と呼んだ また、この装置を近年亡くなった スティーブ・ワークス氏は独自の発送とある人物との協力により わずか数人の開発スタッフの元、従来専用ゲーム基盤(アーケード)でしかできなかったABADSを家庭用ゲーム機として開発 使用方法は専用のヘッドホン型の機器を頭に装着して目を閉じるだけ グリーンアップル社はこのゲーム機の発売に伴い、家庭用ゲーム界のニュースを独占した その理由とは…… このゲーム機は二次元の空間に自身の精神を投影し、チャットやアクションを好きなように楽しむことが出来るのだ そして、テレビに本体のケーブルを接続することにより テレビ画面のプレイヤーとゲーム機を使用していない画面前の人間が会話できるボイスチャット機能も備え スピーカーなどの外部機器を必要としないと言う またアーケードでは時間制限があったが、家庭用ゲームは制限が無いので好きなだけ楽しむことができるのである
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加