アクト1 夢への切符

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「あぁ、わかった クリアしたら連絡するよ」 地霊殿のソフトを受け取ると幹久は照間に言うと 鞄を持って立ち上がる 「お、幹久、さっそくか?」 「おう、先生には適当に言っててくれ」 二時間目の授業をエスケープし、幹久は二階の教室から飛び降り 塀を乗り越えて脱出した 「さて、帰る前に……」 学校を抜け出した幹久は帰路から少し外れた道を進み 行きつけの同人ショップへ向かう 「今週発売の東方の新作があったんだよな~」 店の前に来ると 『東方オンリー』の看板を掲げる店が 「へっ、皆も此処がサークル掲示板から秒単位で情報を収集している最もアツい店とは知るまいて」 引き戸を開け、店内に入る すると、店内にところ狭しと並べられている東方グッズが幹久を出迎え 「おぉ、待ってたよ幹久氏」 カウンターでメガネに慧音のコスプレをした美人の女性が出迎えた 「お、今週は慧音なんだな?店長」 「ふふ、そうだよ 君も霖之助の衣装貸してやるからバイトしないか?」 慧音コスの店長は幹久を招き入れるとコスチュームを取り出して言う
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