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反芻
人はなにかを失って大人になるといわれている。
夢、希望、あこがれ?
そして、幾つかの痛みを知って大人になっていく。
社会の摂理、自己との付き合い方、変わりばえのしない現実、当たらないロトシックス。
人はいつしか、それらを知ることになる。
生きている限り、生きつづける限り。
たが、失ったと思えた夢や希望も
生きるうえでかかすことのできないものであることは事実だ。
人は失ったと思った、その瞬間、もしかしたら、
心の奥底で見失っているだけなのかもしれない。
理由も根拠も、なにもない。
だからこそ、かもしれない。
ただひとつ、俺が思っていること。
夢や希望が、そうかんたんになくなるはずがない。
主人公:幸助
森永(お菓子ではない
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