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ヤバイよヤバイよ…
凄く緊張してきた…
先生が入った瞬間、悲鳴?歓声?分かんないけどキャーって聞こえた…何があったんだ…。てかここ男子校…だよな…
そんな事を考えていると先生に名前を呼ばれた…。
『あ…行かなきゃ…』
―――ガラッ
「「「…………」」」
ん?どうしたんだみんな…
俺が入った途端静かに…それからちょっとたってその沈黙を破るかのように4人の男が言った。
「なんだよ…オタクじゃん」
「うわ~期待してたのにショック」
「今時、オタクなんかいんの?」
「キモイ」
俺はオタク、キモイなど言われてへこむような奴じゃないと自分に言い聞かせながら先生の近くへ歩み寄った。
「飛鳥!自己紹介しろ♪」
「イヤー先生が汚れる!」
「先生!なんでオタクだけ名前呼びなの!」
「僕まだ呼ばれた事ないのに…」
はぁ~先生モテるね…当たり前だよ…この顔だもん…ホスト教師!イケメンすぎる!
『えっと…高宮飛鳥です!ヨロシクされたくありません!!』
自己紹介をするとみんなが俺を見てきたある2人をのぞいて…
『先生…俺の席はどこ?』
「ん?ああ…あそこだ!」
先生が指差したのは真ん中の列の一番後ろ。
自分の席に行こうとすると足が…引っかかるもんか出されていた足を全部踏んだ♪
足を出してきた男達は痛そうにうずくまっている♪
フン…ざまぁ♪
っと思っていると左右から声をかけられた。
右「なぁ!お前すげぇな♪俺は杉村大雅(スギムラタイガ)ヨロシクな」
左「僕は渡部蘭(ワタナベラン)ヨロシクね♪」
あっ…さっきの2人…。
俺を睨んでなかった…
なんか嬉しくなり満面の笑みで
『僕は高宮飛鳥!ヨロシク♪』
って言った途端…2人の顔が赤らんだ…
ん?どうしたの?まっまさか…風邪…
「高宮…だれにでもそんな顔なすんなよ/////」
「絶対駄目だからね/////」
はっ?
『…なんで?』
「「(無自覚!!)」」
「……まぁきにすんな♪俺の事大雅でいいから!」
「僕の事も蘭でいいよ♪」
『それじゃあ僕も飛鳥でいいですよ♪大雅、蘭ヨロシク♪』
「「ヨロシク♪♪」」
「なぁ飛鳥…」
『はい?』
「敬語はやめろ……」
「そうだよ♪そうだよ♪友達なんだからさ♪」
『……分かった♪』
俺は高ノ宮高校初めての友達ができた♪♪
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