2 わらじ

5/6
前へ
/26ページ
次へ
信「まったく…。」 秀「いやはや、面目ないです!」 あの後、私は信長様に腹に二発の蹴りを入れられてやっと解放されました。 …もっと蹴って欲しかったな。 市「あら、姉様と秀吉様こんなところで何しているの?」 信「あぁ、市「市様っ!!」」 市様来た、これで勝る! 信「市こそどうしたの?」 信長様は私に殺すぞとでも言いそうな視線を送りつつ言った。 私、何かした? 市「私は折角雪が降ったことですし、庭でも見てみようかと思いまして。」 秀「市様、でしたら此方のわらじをどうぞ!!」 私はすかさず懐から温めておいたわらじを差し出した。 市「あら、秀吉様有り難う♪」 あぁ、ヤバい…市様の笑顔凶器過ぎる。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加