桃園の誓い

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俺「りょ……呂布さん?」 やべぇ。天下無双照れちゃってるよ。小刻みにぷるぷる震えちゃってるよ。案外可愛いなオイ。 これ以上するとどうなるか。もっと見てみたくなるな(にゃり)。 呂布「と、当然りゃ…お…おれしゃ…俺様は、か、か、か、可愛いきゃ」前言撤回。罪悪感が。 呂布「きゃ、きゃらなっ!」きゃらなっ!?。 俺「あ。いや。ですね」 (あかん) どう収拾しようか、戸惑いがピークを経過しようとした時。 ?「あっはっは!可愛い娘さんだなぁ!」 不意に声が聞こえてきた。 声のする方を振り向くと。 女性「やぁ色男!小さな女の子を拐かして何をしようってんだい?」 道の端に座り込んで何かを販売している、外見的にもなんとも豪快そうな女性がこちらに手をひらひらとしていた。 俺「あ。いえ。ですね」 しどろもどろ。 当然だ。 人生で異性とあまり話した事の無い俺なんかに、見知らぬ女性がいきなり話し掛けてきたら軽くパニック起こすわ。 助けを求め様と呂布に目線をやる。 呂布「…きゃ、きゃわいい…えへへ」駄目だ。呂布は悦に入っている。 なんとかせねば俺がやばい。 肩をガッと掴みこちらを向かせる。 呂布「…っ」驚いた表情で俺を見る。 俺「呂布……すまん、冗談だ」 その驚いた表情は。 呂布「………」 俺が言い放った一言でみるみると変貌していった。無表情怖いです。漏らしそうな程怖いです。 呂布「………」 無言のまま。呂布が俺の手を掴む。 次の瞬間。 俺の身体は宙を舞っていた。 女性「え?おい。ちょっと待っ」 俺「今は反省している!!」 女性「もっと別の回避方法あったろ!……きゃあっ」 俺「ギャプランっ!?」 方向を定められない俺の身体は話し掛けてきた女性にダイブ。上に重なる様に、もろともに地面に倒れ込んだ。 俺「ぐ……痛ててて。……片手で男を投げる娘なんてロリータにあらずっ。他に何処を探したらそんな怪力娘が居るんだっ」 女性「……生憎だけど。俺の知り合いにも居るぜ?ちっこいくせに馬鹿力が」 俺「まじか…世界は広いなぁ……ん?」 むにゅり。 ん?。 むにゅり。むにゅり。 なんか手が柔らかいモノを揉みしだいているんですが。 俺「………」 女性「……ちなみに」 嫌な予感。 女性「俺もちょいとばかり力には自信があるんだぜえええ!!」 「ドガッ!」 本日二度目の空中浮遊。あぁ。空に手が届きそうだ。
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