あいつが『女』と自覚した日

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「ちょっと!聞いてんのか!」 葵の顔がドアップで現れ少し驚く。 一瞬、ラベンダーの良い匂いがした。 こいつのシャンプーの香りだろうか? 「聞いてた、聞いてました。」 適当にあしらうと何時もみたいに「馬鹿!真なんてもう知らない!」と言われると思ってその言葉を待っていた。 なのに… あいつは悲しそうに微笑んでいた。 .
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