私、優等生です

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見た目のことはこれくらいにしておいて。 そろそろ本題に入ろうかな? 私、自分で言うのもアレですけど、優等生です。 「おーい、木下! 次の時間少し用ができたんで自習にするから、後はよろしく頼んだぞ!」 先生から一目置かれてて、 「ね~木下さん。 授業でわかんないとこあって……教えてもらえないかな?」 そこそこクラスメイトにも頼られてます。 なんたって私、優等生だもん。 高校入試もトップで合格。 二年に上がるまでの一年の間、学力テストでは毎回トップ。 授業で当てられたら必ず答えるし、先生に面倒事を頼まれても、嫌な顔一つせずニッコリ笑って引き受ける。 球技大会や学園祭、学校行事には積極的に参加。 ……こんな風に一年間を過ごして、今の立場を手に入れた……と言うわけ。
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